【登場人物】
いぬらー所長:また犬を飼いたいと思っているけど、迷いがある飼い主代表。
ぷう先輩:かつて所長と暮らしていたトイプードル。今は天国から迷える所長を見守っている。
また犬と暮らしたいな。でも今の生活で、新しく迎える子をちゃんと幸せにしてあげられるのかな…?
犬との暮らしはかわいいだけじゃなくて、責任もあるからね。
新しく犬を迎える前に、心の準備ができているかチェックしてみよう!
犬を迎える前にチェック!
「医・食・住 + 動・気」5つの心がまえ
犬を飼うということは、その命をあずかるということ。
”命をあずかる準備ができているか”をチェックしてみよう。
できることから始めよう
チェックリストで少し不安になりました…。やっぱり犬を飼うのは難しいのかな…?
最初から完璧じゃなくて大丈夫。
ひとつずつ、今からできることを考えてみよう。
病気やケガは突然やってくるもの。万が一に備えておくことが重要
■毎月3,000円程度で“犬のための積み立て”を始めてみる
⇒ 小さな積み立ても、いざという時の心強い備えになります
■ペット保険を検討する
⇒ 医療費の負担を軽くする手段のひとつ
どんな治療が対象になるか、事前に確認しておくと安心です
■愛犬の日々の健康チェックを習慣にしよう
⇒ 早めに異変に気づければ、軽い治療ですむことも
結果的に医療費の節約にもつながります
病気を防ぐための大事なケアが他にもあるよ
・狂犬病予防ワクチン(法律で義務)
・フィラリア症予防薬
・ノミ・ダニ駆除薬
・混合ワクチン
パッケージに「総合栄養食」とあるものを主食に選びましょう
総合栄養食とは、水とそのフードだけで健康に生きるための栄養を満たせるごはんのこと。“バランスのとれた定食”のようなものです。
■年齢(月齢)にあわせたフードであることも重要
⇒パッケージの「生後10か月まで」「1歳〜6歳」などの表記を確認しましょう
■ごはんの量は、パッケージに表示されている「1日分の給与量」を参考に
■おやつのあげすぎには注意。太ると病気のリスクも高まります
■お水は毎日取り換えて、いつでもきれいなお水が飲めるようにしておきましょう
お魚?ビーフ?チキン?
どれが好きか、愛犬の「お気に入り」を見つけるのも楽しい時間だね
ぼくはチキンが大好きだったなぁ。
愛犬が落ち着く居場所をつくってあげよう
■温度、湿度の設定
⇒室温は20~25度、湿度は40~60% を目安に
■犬にとって危険な食べ物は届かないところにおく
⇒人間が食べるものや、観葉植物を犬が口にすると危険なことがあります
■犬はきれい好き。トイレ、寝るところ、ハウスは清潔に
落ち着ける場所があって、毎日安心して過ごせるワン。
お散歩で、歩き方や愛犬の様子を観察することで、愛犬の健康チェックにもつながります
■お散歩は自分の健康にもいいね◎
■お散歩に行けない時は、お家の中で一緒に遊んで愛犬とコミュニケーション
お散歩も遊ぶのも大好き!
飼い主さんとのコミュニケーションは幸せを感じる時間だよ。
犬は飼い主さんと一緒にいることがとっても幸せ。
■いっぱい褒めてコミュニケーション
■たくさん遊んでコミュニケーション
目を見て名前をよんでくれる、一緒に笑ってくれることが、犬にはとっても幸せなことなんだ。
”動物の5つの自由”とは?
このチェックリストは、「動物の5つの自由(The Five Freedoms for Animals)」に基づいて作成したんだ。動物が健康で幸せに生きるため、動物たちを守るために作られた考え方だよ。ひとつずつ詳しく説明していくね。
【医療】痛み・病気・ケガからの自由
⇒ 犬は痛みを言葉で伝えることができません。飼い主が普段とは違う愛犬の体調の変化に気づき、すぐに対処できる環境を整えましょう。
【食事】飢え・渇きからの自由
⇒ 毎日、栄養のある食事と、いつでも飲めるきれいな水が必要です。
【住まい】不快からの自由
⇒ 暑さ・寒さ・騒音・不衛生などを避け、安心できる環境を整えましょう。
【行動】本来の行動をとる自由
⇒ お散歩や遊びなど、犬が持つ本能的な欲求を満たす時間が大切です。
【気持ち】恐怖・ストレスからの自由
⇒ 犬は褒められるととてもうれしいです。やさしく接し、愛犬に安心感をあたえて、信頼関係を育てましょう。
まとめ「守る」と「満たす」でつくる幸せな暮らし
犬を飼うということは、命をあずかるという大きな責任があるということ。
愛犬と少しでも長く幸せな時間を一緒に過ごすために、飼い主として「愛犬を守る責任(医・食・住)」と「愛犬の心を満たす責任(動・気)」があるんだね
愛犬の犬生を幸せいっぱいに満たせるようにがんばります!